
現在ローテーション中の血管外科では、今週末にIntegrated vascular surgery residency program(血管外科一貫プログラム)の採用面接があるようだ。以前は(今でも大部分のレジデントはこの方法を選択するのであるが)血管外科専門医になるには5年間の一般外科レジデントを終了した後に、2年間の血管外科レジデントを終了しなければならなかったが、この血管外科一貫プログラムでは5年間で血管外科専門医が取得できる。一般外科専門医は取得できないのであるが、彼らが将来的に血管外科として診療していくには全くと言っていいほど必要ない肩書きであろう。
General surgery(一般外科)チーフレジデント(5年目レジデント)たちの来年以降進むフェローシップがほぼ決定したこの時期、彼らの口から”来年以降はどうせ関係なくなる疾患だからな”という発言がちらほら聞かれる。
じゃぁ、今現在研修している"General surgery"って彼らにとって何の意味があるのであろうか?
現在、米国の大学病院では、大腸がんと胆石の手術を同時に行う場合、大腸の手術は大腸直腸外科医が、胆石の手術は低侵襲外科医が施行する、といったような1980年代以前の一般外科医が聞いたら卒倒しそうな診療が普通に行われている。
General surgeryの本場であるはずの米国に来て、General surgery residentとなって感じたのは、”もはや、米国でGeneral surgeryの存続は(rural area以外では)不可能”ということだ。
同感です。
返信削除urban areaでは自分の理想とするgeneral surgeryの実践ができないような気がします。
しかしrural areaでもgeneral surgeonの守備範囲が変わってきているのも事実ではないでしょうか?
研修医の時、外科医が急性硬膜外血腫の患者の穿頭ドレナージをやっていたと上級医から何度も聞かされましたが、今それをやっているgeneral surgeonはまずいないとおもいますが。
BOMB☆IEさん
返信削除お久しぶりです。先生も、新天地でご活躍されていることと思います。
都市部だけでなく地方でも、大学の医局がその人事を牛耳っていた(今後は分かりませんが)日本では、その縦割りのシステムの影響で、一般外科医という概念自体がほとんど存在しないように感じます。自分は、内地での経験がないので何とも言えませんが。